よくある質問

医療レーザー脱毛による方法と、針脱毛による方法があります。当皮膚科(東京)では、医療レーザー脱毛を行っています。

スピーディさと痛みの少なさ、施術者の技術の差に左右されにくく効果が安定していること。処理時間が早いために、医療機関で専門の医師やナースが行っているにもかかわらず、費用も針に比べ安い傾向があります。

白髪が脱毛できないことや薄い産毛が少し残ることです。ただし、白髪ばかりになってから脱毛をしようと思う方は少ないと思いますから、医療レーザー脱毛で全体の毛量を減らしてからどうしても残った白髪が気になる場合は針脱毛を受けるのが効率的です。また、薄い産毛はほとんど日常的な処理は必要ないレベルですから、あまり気になさる必要は無いと思います。

メリットは白髪の脱毛ができること、最後の1本の毛まで処理することが可能なことです。

針脱毛は、針を毛穴１つ１つに刺して電流を流していくため時間がかかり痛みも強いことや、処理時間が長いために治療費が高いことです。もちろん、施術者の技術の差も大きいと言われています。また、治療期間中むだ毛を伸ばしておくのが必要なのも、困った点です。
※なお、永久脱毛はいずれも医療機関で治療を受けましょう。レーザーや針での永久脱毛は医療行為であり、医療機関以外では医師法に違反します。

永久脱毛はその効果が永久に続くのか、ということについてはまだはっきりと証明されているわけではありません。なぜなら、永久脱毛が一般的になってからはまだ歴史が浅いからです。

かつて永久脱毛と言えば針脱毛しかありませんでした。これは針を毛穴一つ一つに刺して電流を流していく方法ですので、医療機関で治療を行う施設は少なかったのです。医療レーザー脱毛が普及するようになってから永久脱毛を医療機関で行うところが増え、永久脱毛自体が一般的になりました。つまり医療機関での永久脱毛がレーザーの出現によって普及するまでは、エステサロンなどでしか永久脱毛は行われてこなかったのです。一般に医療行為として行われている治療や施術方法についてはデータが保存されていきますが、エステサロンなどでは治療行為や施術方法についての客観的かつ正確なデータを集めることがありません。こうして、針脱毛については十分なデータがあるとは言えず、また医療レーザー脱毛の場合は一般に普及してまだ10年ほどの歴史しかありません。ですから、今現在永久脱毛について、永久に効果が続くとは言い切ることはできないのです。また、もしも将来ホルモン異常などの病気になった場合などは、また毛が生えてくることも考えられます。

もちろん、現在あるデータのなかでは、永久脱毛後に数年で元通りになってしまったということはありません。（もちろん治療を1回しか受けなかった・・・等という場合は除きます。）必要とされる回数の治療を受けて治療効果が十分出た場合については心配する必要はないと思います。

針脱毛による永久脱毛では、施術者の技術が良ければ無毛に近い状態まで行くことは可能です。また、医療レーザー脱毛による永久脱毛でも5回という治療回数以上を行えばそれに近い状態まで行くことが同様に可能です。

ただし、最後の1本を無くすまで治療してくことに意味があるのか、というと微妙なところです。医療レーザー脱毛の場合、平均的なかたでは5回の治療で、はじめの状態の10％以下まで減毛します。この状態では日常的なお手入れはほとんど必要ありません。たま～に、伸びてきた毛をカットするくらいで、夏でも過ごす事ができるのですから。

基本的に、かかる時間や痛みを含めた労力・費用などのコストパフォーマンスを考えた場合、永久脱毛は医療レーザー脱毛がお勧めです。針での永久脱毛はとにかく時間がかかり、通院の手間も面倒で痛みも強いためです。

もちろん、医療機関であれば針脱毛の際は麻酔を使用することが一般的だと考えられますが、医療レーザー脱毛の場合は麻酔を使用せずに治療を行うのが一般的です。つまり、医療レーザー脱毛は痛みが少なく、普通の方であれば麻酔を必要としない治療であるということですね。麻酔の使用はしなくても良いなら、しないに越したことはありません。

最後の1本まで永久脱毛したい！という几帳面なかたについては、まず医療レーザー脱毛での永久脱毛を行い、はじめの毛量の10％以下にしてから、残りを針脱毛されるのが最も効率的です。もちろん、そこまでのケアを希望されない場合は医療レーザー脱毛での治療のみで、十分満足できると思います。

当皮膚科(東京)では初回のカウンセリング時にテスト照射を行いますので、まずは実際に効果を実感して頂いてから治療を開始頂くことが可能ですよ。その時に痛みの程度もお分かりになりますので、ご安心頂けると思います。もちろん、カウンセリングのみでお帰り頂き、医療レーザー脱毛を始めるお気持ちが固まってからの開始でも構いません。お気軽にご来院下さい。

レーザー光は、黒い色素のかたまりである毛に吸収される仕組みです。すると、熱が発生して毛が毛根より焼けて破壊され、生えなくなるのです。ただし毛の成長期の時期に最も多くダメージを受けますので、すべての毛にダメージを与えるには時期を違えての数回の治療が必要なのです。

当クリニックでは最新のダイオードレーザーを使用して医療レーザー脱毛を行っており、ダイオードはアレキサンドライトよりもうぶ毛に対して効果が良いと言われています。しかしレーザーの種類自体よりも毛の反応の様子を見ながら適切な設定で治療を行うことで、安全で確実な効果が得られるのです。

医療レーザー脱毛では、熱が発生する時に痛いというか、熱い、と感じます。ただし、数分以内ですから、「あち、あち」と言っている間に終わってしまいます。また、だんだん毛の量が減ってくると反応するもの自体(毛）が無くなって来るので、痛くなくなって来ますよ。私自身も脱毛経験者なので、痛がりの方も大丈夫だと思います。ご希望があれば貼るタイプや塗るタイプの麻酔などを行うことも可能です（料金別途）。

当クリニックの医療レーザー脱毛は、専門の医師とナースが担当しておりますので、安全性には十分配慮した上で最大限の効果が出るよう心がけております。またレーザー治療に基づくリスクとして、お肌の反応には個人差があるので、まれに部分的な軽いやけどに伴う一時的な色素沈着が起こる可能性も皆無ではありません。これらは予測が難しいため、もし起きた場合は皮膚科の治療薬を用いて迅速にフォローいたしますので、継続して医療レーザー脱毛をお受け頂けます。ご安心下さい。

毛深いほうが、むしろ毛１本あたりが吸収するレーザー光のエネルギーが多くなるため効果は高く出るので、劇的に減毛しますよ。ただ初回は痛みを強く感じやすいですから少し弱めの設定で行います。

重症のアトピー性皮膚炎のかたや、脱毛希望部位に日焼けをされているかた、元々皮膚の色のかなり黒いかたには、医療レーザー脱毛は向きません。また、現在治療中のご病気のある方や、特異体質の方はご相談下さい。

埋没毛に関しては、自己処理をしなくなるとほとんどが自然に治っていくのでそれほど心配しなくても良いでしょう。

腕や足などは少し乾燥しやすくなったと感じる方がおり、毛には脂腺がつながっているため、少し脂腺も少なくなってしまうためと考えられます。私の場合は変化を感じませんでしたので、個人差があるのでしょう。また、わきの脱毛に関しては、自己処理をしなくなると肌が滑らかになりぶつぶつしていたころに比べて表面積が減るために、汗の量は変わらないけれど汗がつるっと流れ落ちる感じを感じやすくなる方もいらっしゃいます。また、汗のにおいは減ります。

エステのレーザー脱毛は、医療用のレーザーではないですから効果・安全性ともに問題があると言われています。はじめに聞いた期間内で終わらずどんどん追加料金がかさむので不安になり、クリニックへいらっしゃる患者さんが最近増えています。

針脱毛は痛みが強く長時間・長期間かかるし、なにより施術者の技術の差がかなりあり、お勧めできません。エステでの針脱毛は無資格のエステシャンが行うため、やけどになることもあり、危険です。

医療レーザー脱毛では、顔は1ヶ月に一度、体は1ヶ月半～2ヶ月に一度の通院をお勧めしています。所要時間は部位によりますが、わきの脱毛ですと一回2～3分です。

厳密にはまだ医療レーザー脱毛の歴史が何十年とはないので必ず永久だとは言えませんが、将来ホルモン異常のご病気になったりしない限りは、また太い毛が生えてくるという可能性は非常に低いと現在考えられております。また、非常に細いうぶ毛が少し残るので、厳密には完全な無毛の状態ではありませんが、気にならない程度にはなるので面倒な自己処理からは解放されます。医療レーザー脱毛はむだ毛処理の方法として、現在ある治療法の中で最も効果のある方法ですし、私もその素晴らしさを実感しております。

はじめのうちはレーザー照射数日後から、その時にレーザーに反応しなかった毛が「成長期」に入り伸びてきますが、なるべく自己処理を我慢したほうが減毛の効果が高いですよ。しょっちゅう剃ると、毛の太さは変わりませんが毛の細胞の活性化が起こり、レーザーでのダメージを受けにくくなるためです。（3回目くらいまでを我慢すれば毛量がガクっと減るので、そこまでが我慢のしどころです。）期間中、どうしても処理をしたいかたは、毛を抜いてしまうとまた十分伸びるまでレーザーに反応しなくなってしまいますので抜かずに剃るようにしましょう。

お肌の負担を軽減するためと治療をスムーズに行えるように、前日に剃って来院して頂けるようお願い致します。

特に普段と変わりはありませんが、日焼けだけはしないように気をつけましょう。日焼けすると皮膚のメラニン色素が増えるためにレーザー光が皮膚にも吸収されて危険です。日焼けをしてしまった場合は医療レーザー脱毛を受けられないことも。

医療レーザー脱毛直後、皮膚は赤くなりますが1時間以内に引いてしまいます。（その部位が露出するようなお洋服で御来院しないようにすれば、すぐにお帰り可能です。）この症状はとくにありません。
また医療レーザー脱毛後、毛は部位・毛の太さ・メラニン密度・個人差により下記の3パターンのいずれかの経過になります。

• 毛が瞬間的に消滅・・・

毛穴に一致した点状の赤みが数日残ることがありますが心配ありません。

• 毛穴の中に小さな黒い砂のようになり、燃えカスが残る・・・

2週間以内に自然と排出され脱落します。男性のひげの場合はどうしても露出する部位のため、つまんで抵抗無く抜けるようなら抜いても構いません。

• 数日で伸びてくるような感じ・・・

毛の太さやメラニン密度によって反応の程度は1本ずつ異なるためです。はじめに高出力でないと脱毛できない毛まで100％減毛させようとするとお肌の負担が大きくなるため、はじめのうちはまず反応しやすい毛から減毛させるように治療を行う場合があり、このような場合の一時的な経過としてお考え下さい。「効果が無いのでは？」と不安になるかたもいらっしゃいますが、回数を重ねるごとに減毛してきて安心されるはずです。もしも、かゆみ等お肌に異常を感じた場合はなるべく早くご連絡ください。

特に問題ありません。

母体に多少なりともストレスがかかるので、お休みしましょう。

統計的に5回の治療で満足されるかたが多いですが、5回での終了を約束するものではありません。(もちろん効果には個人差もあり、8割以上のかたは5回の治療で満足されています。)