しみの話

一般にしみと言われているものにはいくつか種類があり、それぞれにちゃんと名前があります。
一番有名であろう『加齢性色素斑』は、主に紫外線の影響により出てくるしみで、大きさ、濃淡など様々ですが、多くは類円形で茶色いしみです。小さくて薄いものであれば若い方でもお持ちである可能性があります。日焼け止めの使用により予防することが可能です。

(1)幼い頃から鼻をまたいで両頬までごく小さな茶色いしみが点々とみられ、(2)ご家族にも同じ症状の方がいらっしゃる・・・それは『雀卵斑』です。紫外線の影響により濃くなることがあります。こちらも日焼け止めの使用により症状を軽減させることが可能です。

肝斑』は最近ではCMなどで耳にされたことがあるかもしれませんが、顔面に左右対称に生じる淡いけれど形がくっきりとした褐色のしみです。よく知られている頬の上以外にも、おでこや顎にかけて出現する場合もあります。このしみは紫外線だけではなく、女性ホルモンも関与しているため、多くの場合が女性でみられます。

まだ原因がはっきりと分かっていないしみもあります。『後天性真皮メラノサイトーシス』というしみです。このしみも通常は左右対称に頬に生じます。水玉模様のような丸いしみが数個あり、それが少し灰色がかった茶色をしていたら、このしみを疑う必要があります。

しみの種類によりその治療方法も異なります。

代表的なしみの治療としてレーザー治療や光(可視光線)治療がありますが、しみの種類や状態によって治療期間や施術の回数が異なります。

それぞれにメリット、デメリットがありますので、少し比べてみましょう。

この他、肝斑の場合には内服薬の併用が必要です。

いずれの治療においても、その効果を最大限に引き出すためには、日焼け止めの使用が非常に重要です。SPFやPA値の高いものでも、日中の塗り直しを怠るといつの間にか日焼けしている……なんてことがありえます。また、治療後に色素沈着が生じた場合には、ハイドロキノンなどの美白剤を使用することで、回復を速めることができます。

いずれにしても、しみの治療には根気が必要です!! 知識を持って治療に臨めば、長い治療も乗り切れるのではないでしょうか。

しみに関するご相談なら南青山スキンケアクリニックへ

名称南青山スキンケアクリニック
住所〒107-0062 東京都港区南青山5-14-7 アヴァン南青山B1
TEL03-5464-1656
URLhttp://www.minami-aoyama.info/

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